幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、豊原国周。
役者絵を得意とし、作品数も多く、明治演劇史の資料としても大変価値があります。
三枚続に描くという構成は国周が創始したと言われています。
曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
「御所五郎蔵 市川小団次」
「妻のさつき 尾上菊次郎」
「同切平 市村羽左衛門 袖乞やどかり 尾上栄三郎」
切腹した五郎蔵と胸を刺したさつき。
出会った頃の楽しかったときを思い、死にゆく中、楽器を演奏するという切ない場面が描かれています。
(浮世絵版画集成 5-10,11,12)
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